ツバのシールは剥がさない?ニューエラのキャップシールの意味
ニューエラ・キャップのツバに必ず貼ってある、直径5cmほどの丸いキラキラしたシール。通信販売でも店頭でも、たいてい購入したときには剥がされないまま商品が渡されます。
このシール、実は「剥がさないの?」「NEW ERAは、貼っておくのがいいんだよ!」などと、ユーザーの間でもときたま論争を招く代物だとご存じでしたか?
今回は、ニューエラ・キャップのシールについて、その意味やキャップ購入後の取り扱い方などをご紹介します。
ニューエラ・キャップのシールには意味がある?
ニューエラ・キャップを購入すると、必ずツバの表または裏面に丸いシールが貼られています。このようなシールは通常、アパレルなどの商品タグと同様に本来であれば取り外してから商品を使うことが前提とされているはずです。
しかし、ニューエラ・キャップの場合は少し状況が異なり、購入後もシールを剥がさずそのまま使用する方が非常に多いのです。それを知らずに「お母さんにシールを剥がされてしまい、慌てて貼り直した」というエピソードも聞かれるほどです。では、シールを剥がさないことに、どのような意味があるのでしょうか。
シールを剥がさないでかぶる理由は?
シールを剥がさない理由は、特にキャップの機能や品質などとは関係ありません。単に、剥がさない方がカッコ良い、剥がさないことでカルチャー的な側面を主張できるという価値観があるためです。
その背景には、主にブラック・アメリカンの文化(ブラック・カルチャー)や習慣が影響しているとされます。彼らはもともと貧しい家庭が多く、本物のニューエラのキャップを入手することが簡単ではありませんでした。そこで、本物の印であるシールをそのまま貼っておくことで自分が偽物をかぶっていないことを証明していたのです。
また、貧しいからこそあえて万引きをして本物を手に入れたこと(=悪さをしたこと)のアピールであるともいわれています。実際は購入していても、ブラック・カルチャーの文脈の中ではこのような解釈もあるようです。
シールにはどんなことが書かれているの?
ニューエラ・キャップのシールは、すべて同じものが貼られているわけではありません。モデルやその特徴などに合わせ、色や表記を分けて識別できるようにしています。シールの色や表記には、具体的に以下のような意味があります。
シールの色
もともと、ニューエラ・キャップのシールには「ゴールド」「レッド」「グリーン」「ブルー」など、さまざまなカラーバリエーションがありました。しかし、現在では仕様がリニューアルされ、「ゴールド」と「シルバー」の2色のみに統一されています。
色の分け方は、サイズが決まっているもの=「ゴールド」、サイズ調整できるもの=「シルバー」となっています。シールを一目見れば、アジャスター付きかそうでないかを判断できるのです。
ニューエラ シールに書かれている文字
文字が表しているのは、キャップのサイズや、モデル名(帽子の種類)などです。
・例)「59FIFTY」シリーズの場合
まず、丸いシールの中央部分を横切るように大きく「59FIFTY」とモデル名が記載されています。その上部にはニューエラ・ファンにはおなじみの「ボックスロゴ」が配置され、下部に大きく書かれているのは「7 3/8」のようにインチ表記です。インチサイズのさらに下には「58.7cm」のように、センチメートル表記のサイズも小さく配置されます。
「モデル名」「ブランドロゴ」「サイズ」という、実にシンプルな表記でキャップの種類を見分けられるようにしているというわけです。
結局シールは剥がす?剥がさない?
ニューエラ・キャップのシールにどのような意味があるかが大まかに分かったところで、「結局のところ、シールは剥がすべきなの?剥がさない方が良いの?」という話題の軸に戻りましょう。
結論を出すとすれば、「基本的には剥がして使うことを前提に貼られているシールだが、剥がすか剥がさないかはユーザーの自由なので、どちらでも良い」ということになります。そこで、ここではシールを「剥がす派」と「剥がさない派」、それぞれの代表的な意見をご紹介します。
剥がす派の意見
・長期間使用していると日焼け跡が目立ってきて、色ムラが起こるのを避けるため
・汚れを落としたり、洗ったりするときにシールが邪魔になるため
剥がさない派の意見
・ブラック・カルチャーを大事にしたいから、剥がさずそのままかぶっていたい
・B系ファッションの暗黙のルールとして、シールは剥がさない
これらの意見が主になるでしょう。特に、B系・ヒップホップ系ファッションのバックボーンにはいわゆる「ギャングスター」の文化があり、そのカルチャーから誕生したヒーローたちをリスペクトする意味合いでも、キャップのシールは剥がさずに使用する方が多くいるのです。
ツウな人はニューエラのシールを「裏」に貼っていた!
ニューエラ・キャップのシールは、必ずしもツバの表面に貼られているわけではありません。ツバの表側に特徴あるデザインやプリントが施されている場合など、初めからツバの裏側にシールが貼ってある商品も少なくないのです。
そこでそれらを参考に、通常通り表面にシールが貼られているキャップでも、裏面にわざわざ貼り替えて使っている方もいます。「シールは剥がしたくないけれど、あまりシールを目立たせたくない」という方には、特におすすめできる方法です。
ちなみに、シールをツバの裏面に貼り替える理由として、
・ツバの表面は裏面に比べて汚れやすいため、シール保護の目的で裏に貼り替える
・シールの粘着成分でシールの周囲が汚れてしまうため。どちらにせよ汚れるなら、表よりは裏面の方がましだから
・ドーンと主張するより、裏面に貼ってさりげないオシャレをしたい
・裏面に貼り替えるとき、中央ではなく左右どちらかに寄せて貼るのもカッコ良い
このような声が寄せられています。
貼っておくか、剥がすかを使い分けるアイデアも
ニューエラ・キャップを複数持っている上級者さんには、帽子によって剥がす場合と剥がさない場合があるという方も少なくありません。
例えば、「ツバがまっすぐなキャップはシールを剥がさないけれど、曲がっているものなら剥がしてしまう」などのように、形や雰囲気に合わせてスタイルチェンジし、うまく使い分ける方法もあります。
「これはシールを貼っておいた方が断然カッコ良い」「このキャップなら、シールは剥がした方がスタイリッシュだろう」というように、自分のこだわりを持ってさまざまなキャップを使いこなすことで、日常のファッションにニューエラ・キャップを取り入れる楽しみがさらに増すかもしれませんね。
おわりに
今回は、ニューエラ・キャップのシールが持つ意味や、シールを剥がさずに使うことの理由などについてご紹介しました。
思いっきりストリートカジュアルに寄せてかぶりたいなら、シールを剥がさないことがポイントになるかもしれませんし、きちんとかぶっている感を出してスマートに装いたいときなら剥がした方が良いこともあります。シールを剥がすかどうかは、キャップを使う状況や、カルチャーへのリスペクトを表現したいかどうかなど、自由に楽しんでください。その自由を楽しめるところがニューエラのベースボールキャップの特長の1つです。
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