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キャップ、ハット…種類ごとの特徴を知って似合う帽子を見つけよう!

キャップ、ハット…種類ごとの特徴を知って似合う帽子を見つけよう!

服装が決まらず「あれでもない、これでもない」と服を引き出しては悩んでいるとき、あなたならどうしますか。諦めて適当な服装で出掛ける?それとも出掛けること自体を止めてしまう?そうできたら楽でしょうが、そういうわけにもいかないものです。
このようなときは、ぜひ帽子をコーディネートにプラスしてみてください。アクセントがついて、悩みが一気に解決するかもしれません。日々のコーディネートにお悩みの方に、今回は帽子の種類と選び方をご紹介します。自分に似合う帽子をここで見つけてくださいね。

帽子の種類

帽子の種類

帽子の種類というとどのような形を思い浮かべますか。キャップ、ニット帽、キャスケット、カンカン帽にベレー帽やシルクハット、ハンチングなど多くの種類があります。こんなにあると、自分に似合う帽子を選ぶのも一苦労しそうです。まずは定番の5種類を押さえておきましょう。

【1】キャップ系

キャップ系の代表格といえばベースボールキャップです。
MLB(メジャーリーグ)のロゴが入ったキャップで知られているタイプです。

【2】ハット系

ハット系はツバのある帽子全般を指します。
中でもソフトハットと呼ばれる中折れ型の帽子が定番です。

【3】ニット系

ニット系はご存じの通り、ニット素材で頭をすっぽりかぶる伸縮性のある帽子です。

【4】ハンチング系

ハンチング系は狩猟用としてつくられた高さのない帽子です。テレビドラマや映画で刑事、新聞記者などがかぶっている帽子としてよく登場します。

【5】ベレー系

ベレー系はツバやフチが平らな形をしている帽子です。ピカソやロダン、ワーグナーなど芸術家が愛用していたことで知られています。日本では手塚治虫や藤子・F・不二雄など漫画家のイメージが強いですね。

帽子をコーディネートにプラスするヒント

ヘアスタイルや顔の形に合わせて帽子を選ぼう

ヘアスタイルや顔の形に合わせて帽子を選ぼう

ここまでは定番の帽子の種類をご紹介しました。しかし、普段帽子をかぶらない方や帽子が似合わないと感じている方は、どのような帽子を選んだらいいか分からないですよね。自分に合った帽子を選ぶコツは、ご自身のヘアスタイルや顔の形に合わせて選ぶこと。こうすれば失敗しにくくなります。

例えば、面長の方なら高さのない帽子で前後・左右にボリュームのある帽子を選べば、全体のバランスが取れるため顔の長さをうまく隠す効果があります。エラが気になる方であれば、飾りのついている帽子やツバの大きなタイプを選べば、顔の輪郭が目立たなくなります。

フォーマルな場でも帽子はおすすめ

フォーマルな場でも帽子はおすすめ

日本ではあまり一般的ではありませんが、海外では、フォーマルなシーンや冠婚葬祭の場にも帽子(ハット)を合わせることがあります。カラーは明るめの色は好まれず、チャコールグレーや紺、黒などが一般的です。

例えば、面長の方なら高さのない帽子で前後・左右にボリュームのある帽子を選べば、全体のバランスが取れるため顔の長さをうまく隠す効果があります。エラが気になる方であれば、飾りのついている帽子やツバの大きなタイプを選べば、顔の輪郭が目立たなくなります。

帽子でコーディネートに差し色をプラス

いつものコーディネートでは何か物足りないと感じるときは、帽子をプラスしてみてはいかがでしょうか。帽子のカラーは、コーディネートの差し色になるアイテムを合わせるのがポイント。これだけで、いつものコーディネートがグッとこなれた印象に仕上がります。

ハット」をプラスして大人っぽい雰囲気に!

ハットとは、帽子の周囲全体を囲んだツバのある帽子を言います。ハットは帽子の中でも一番フォーマルな印象が強く、式典などの正装用や結婚式の礼服に適しています。

【ハットの魅力とは】

ハットは男女問わず大人っぽく見せることができます。男性であればダンディーに、女性ならエレガントな雰囲気を演出したいときに効果的です。また、ツバが360度全方位にあるため、小顔効果もあるのが嬉しい点です。ハットは、ツバの長さや、形状、素材などによってさまざまな名称があります。

ソフトハット

ソフトハット

ソフトハットは別名「中折れ帽」と呼ばれ、頭頂部の中央部分が谷型に折れている形をしています。

素材はラビットファーやウールのフェルト製が多く、保温性があり防寒としても使われています。どんな髪型や服装にもマッチするのでスタイリッシュなコーディネートに最適です。

ボーラーハット

チャップリンでおなじみの「ボーラーハット」(山高帽)は、帽子の山の部分が丸い山のようになっているのが特徴です。フェルトやウールが主な素材で硬めの手触りとなっています。英国らしいクラシカルなシルエットで、コーディネートに取り入れるのが難しいと感じられる人もいるかもしれません。しかし、カジュアルなファッションからキレイめスタイルまで、幅広いコーディネートに取り入れることができますよ。

キャペリン

「キャペリン」は主に女性向きのツバの大きく広がった柔らかい素材の形状をした帽子です。キャペリンは別名「女優帽」と呼ばれ、エレガントで洗練された印象を持っています。幅の広いツバが特徴で、リボンや装飾がついているボリュームのあるものから、ツバの部分が大きく波打つようなものなど、色や素材のバリエーションの種類も豊富に揃っています。

リゾートスタイルはもちろん、カジュアルなパンツスタイルとも、相性のいいアイテムです。ツバの広いタイプであれば、外側に広がるシルエットが、小顔効果をつくります。顔の大きさやエラが気になる方のマストアイテムと言えるでしょう。ロングヘアや無造作に束ねた髪型に合わせれば、セレブ風のコーデにもできます。最近では夏用にペーパー素材を使ったUV加工のものもあるので、日焼け対策としての実用性も兼ね備えています。

定番のキャップは帽子初心者にもおすすめ!

老若男女問わず人気のある帽子といえば「キャップ」が挙げられます。帽子と聞くと、真っ先にキャップが思い浮かんでくる人も多いのではないでしょうか。キャップとはツバのない帽子のことです。一般的には、ベースボールキャップのような、前方にのみツバのある帽子の総称をキャップと呼びます。

【キャップの魅力とは】

キャップの魅力

キャップの魅力は、コーディネートを選ばずにチョイスできる点にあります。女性であれば、ゆるふわ系ファッションにキャップを合わせて甘辛ミックスに仕上げると、トレンド感のあるコーディネートがつくれますよ。

男性も、ストリート系のファッションから、シャツとチノパンといったキレイめスタイルの外しアイテムとして、キャップを合わせると「こなれ感」がプラスされます。

ベースボールキャップ

ベースボールキャップは丸顔・面長顔に

ベースボールキャップはその名の通り野球帽のことで、深めにかぶれるかつフィット感の高い帽子です。前方にバイザーがついており、日よけ対策としても大きな役割を果たします。

デザイン面では野球チームのロゴ入りのものや数字やワッペン、ブランドロゴ、カラーバリエーションなどが豊富に揃っており、ファッションアイコンの一つとしても有名です。キャップはどんな顔の形の方でも似合うのですが、特に丸顔・面長な顔の方に良いと言われています。

ワークキャップ

代表的なキャップとしてもう一つ取り上げたいのが、ワークキャップです。ワークキャップは一時期爆発的に取り上げられ流行になりました。頭上部分が円筒形になっているのが基本的な形で、作業着などの制服として導入している企業もあります。ファッションアイテムとしては、デザインなども豊富で汎用性が高く、カジュアルなシーンやアウトドアスタイルに適しています。

髪型や顔の形を選ばないので、帽子初心者でもハズレがないイチオシの一品です。ワークキャップはかぶり方で雰囲気を変えられます。ツバを反対にして後ろ向きにしてみたり、斜めにずらしてみたり、角度を変えることよってさまざまな表情が演出できます。

他の人と差をつけたいならこの帽子もおすすめ

他の人と差をつられるアイテムをお探しの方は、以下の帽子にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ニット帽

他の人と差をつけるならニット帽

ニット帽は、芸能人やスポーツ選手などがファッションアイテムの一つとしてかぶり始めたのがブームのきっかけです。

本来はスキーやスノボーなどのウインタースポーツの定番ですが、昔に比べ素材の機能性が向上し、薄手のもの、通気性に優れたものなどが登場しています。それに伴ってオールシーズン楽しめるカジュアルファッションの意味合いが強くなりました。

ニット帽の中でも人気なのが、シンプルな形状のビーニー(飾りやひもがついていないもの)です。ビーニーはどんな髪型の人にも似合うという点がメリットで、さまざまなかぶり方を楽しめるため普段着のコーディネートが広がります。またニット帽の変わった使い方として、寝グセを直す時間がないときに、寝グセを隠すアイテムとして使う方もいるようです。

ベレー帽

ベレー帽の発祥はフランスとスペインの国境にあるバスク地方で、もともとはミリタリー用として使われていたバスクベレーが原型です。特徴は、ツバやフチがなく、頭のてっぺんにチョボと呼ばれる、ひものようなものがついた形をしています。

素材はフェルト生地をはじめとした保温性のある素材が使われており、秋冬コーデの定番アイテムです。レトロで丸みのあるシルエットは、アンニュイな雰囲気のコーディネートをつくりたい女性から支持されています。

最近では、ベレー帽特有の暖かみのある素材感が、男性からも注目を集めているようです。

ハンチング

ベレー帽とよく似た形状を持つのが「ハンチング」です。ハンチングは明治以降日本に持ち込まれ、鳥打帽と呼ばれ和装にも使われました。ベレー帽のようにフェルトを使った厚手の生地で、すっぽりと頭を覆うような形に頭頂部が平らでトップに前びさしがついています。

プロムナードと呼ばれるハンチングは柔らかく温かみのある印象を与え、エレガントな雰囲気をつくりたいときにプラスすると効果的です。

迷ったらこれ!イチオシの帽子とは

普段のコーディネートに帽子を上手にプラスすることができたら、他の人と差をつることができるでしょう。しかし、帽子にはいろいろな種類があり、あまり帽子をかぶらない方は本当に自分に似合う帽子を見つけるのはなかなか難しいかもしれません。そのような方には「キャップ」がおすすめです。

キャップはコーディネートを選ばない

キャップの項目でも触れましたが、キャップはさまざまなコーディネートに合わせることができます。カジュアルやストリート系、アメカジスタイルから、きれいめスタイルでも外しのアイテムとして合わせて、こなれ感のあるコーディネートが完成します。

また、キャップはかぶり方によってもコーディネートに差が出るアイテムです。ツバの位置によって、顔の印象も変わってくるので、さまざまなかぶり方に挑戦できますね。

キャップは機能面でも優れた特徴が!

キャップの優れた機能

アイテムによっては、機能の面でもほかの帽子にはない、優れた特徴があります。キャップにはかぶる方の頭の大きさによってサイズを変えることができる「アジャスター」がついたものがあります。これによって、帽子が風で飛ばされていく心配も不要です。ベースボールキャップとも呼ばれる通り、野球などのスポーツ時にも、帽子がずれてプレーに集中できない、ということはありません。
ですが、スポーツ時にキャップをかぶっていたら、頭が暑くなってしまうのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、ポリエステルや綿の素材のバックサイドがメッシュになっているキャップは通気性もよく、夏場や汗をかいてもでも蒸れにくく、快適に過ごせるでしょう。

このように、ベースボールキャップは素材やデザイン、カラーバリーションなど豊富に揃っているのが魅力です。今まで帽子に挑戦してみたけど、うまくいかない方や、どの種類にしていいか迷っている方なら、まずはベースボールキャップから始めてみてはいかがでしょうか。

おわりに

帽子の種類と、自分にあった帽子の選び方、帽子初心者の方におすすめの帽子をご紹介しました。今まで何となく帽子を選んでいた人や、帽子をあまり活用してこなかった人も、帽子が身近に感じられたかもしれません。いつものコーディネートに帽子をプラスすれば、おしゃれの幅が広がること間違いなし!これまで帽子になかなか手が出せなくて躊躇していたのなら、まずは初心者にも気軽に試せるキャップタイプからお探ししてみてはいかがでしょうか。きっと新しい自分を発見できるはずです。